フランス語で“おすすめの料理”を意味する「スペシャリテ」は、シェフが最も得意とする料理のことで、いわばお店の「顔」。試行錯誤を重ねて生みだされるスペシャリテには、シェフの想いやこだわりが感じられ、レストランとしてなにを表現したいのかも見えてきます。
美味しい料理で大切な人をおもてなししたいというおふたりなら、「名店」と称賛されるレストランでのウェディングがおすすめです。ヒトサラウェディング編集部が厳選する美食レストランはこちら。
スペシャリテは、シェフが時間を惜しむことなく、まさに生涯を捧げる想いで作られる傑作。流行に捉われることなく、本物の味を追求した末に完成した逸品なのです。 そのひと皿は、シェフの歩みそのもの。奥深い味わいが、ゲストの記憶に深く刻まれるウェディングへと導いてくれます。
歴史あるレストランには、先代が築き上げた傑作(スペシャリテ)を脈々と受け継いでいくという使命のようなものがあります。 いつ訪れても変わることなくあり続ける、思い出の味。本物の味は、どこか優しくて温かさも感じられます。
フランス料理
フォアグラコロッケはラ・ロシェルのスペシャリテでありながら、レストラン営業では提供していない一品です。フレンチの巨匠の感性を受け継ぐとろける味わいがゲストを魅了します。
じゃがいもで包んだフォアグラは、少しでも量が多いと油で揚げる際に爆発してしまうため、じゃがいもとフォアグラの分量は絶妙な黄金比で作られています。 シャンピニオン(西洋キノコ)のソースとの相性も抜群です。
丸いフォルムで揚げたて熱々のコロッケと円盤状に焼き上げたパルメザンチーズのチップは、おふたりに【いつまでも丸く熱々ホットに過ごしてほしい】という願いも込めています (料理長 楠野 大)
フランス料理
その日水揚げされた魚をすり身とキノコを、さっくりと焼き上げたパイの中に。ナイフでパイを開いた時にふわっと広がる豊かな香りが食欲をそそり、あふれ出す旨味は、滋味深く懐かしい味わいです。
料理の味わいを高めるソースは、レモンの酸味が引き立つバターソース。このバターにもシェフならではのこだわりがあり、 フランス・ブルターニュ地方の発酵バターが使用されています。風味が濃厚で、しっかりとした香りと味わいが楽しめます。
通常のレストランではお肉を使った料理がメインディッシュですが、【ヌキテパ】のメインは魚です。立ち上る香りと、口の中に駆けめぐる濃厚な風味をお楽しみください。(シェフ 田辺 年男)
フランス料理
お皿の上がまるで芸術作品のような[赤いサラダとホタテ貝のポシェ ゴルゴンゾーラのアクセント]は、美しさを追求し、素材の切り方、盛り付けの配置まで計算しつくされた逸品。
絶妙な火加減で調理されたホタテ貝は、ふっくらと柔らかく、ホタテ貝本来の旨みを楽しめ、 ゆっくりと煮詰めてクリーミーに仕上げたゴルゴンゾーラソースに絡めて味わうことで、素材の旨みをより一層堪能することができます。
素材とソースの絶妙なバランスが美味しさを引き立てます。見た目のインパクトと召し上がった時の味のギャップもお楽しみください。(総料理長 曽我部 俊典)
フランス料理
料理長が厳選した国産牛サーロイン「しあわせ絆牛」を低温調理法でロースト。コクを深めた自家製フォンドヴォーをグレイビーソースに加え、ゲストの目の前でカッティングしてサーブします。
幅広い年齢層のゲストの方が、「また食べたい」と評価するローストビーフは、お肉の味わいもさることながら、わさびやゆず胡椒、ポン酢といった和の要素を添えてさっぱりといただけること。お肉のコクがさらに引き立ちます。
じっくりと丁寧に仕上げた国産牛サーロインの旨みととろけるような柔らかさ、きれいな色味をお楽しみください。(総料理長 浅野 英司)
フランス料理
新鮮ないとより鯛、甘鯛のすり身を丁寧に裏漉しした後、生クリームを合わせたものを舌平目で巻いた料理は、約100年もの長きにわたり、「東京會舘」の代々の料理人により引き継がれてきたスペシャリテです。
伊勢海老、オマール海老の頭、芝エビやワタリ蟹などの食材を惜しみなく用いて、 丁寧な裏漉しと煮込む作業を繰り返して仕上げるアメリケーヌソースは、フランス料理界をけん引する王者だからこそ醸せる美味しさです。
アメリケーヌソースは、パンとの相性もとてもよく、ソースも最後まできれいに召し上がっていただいております。(浜松町東京會舘調理長 斉藤 哲二)
ナチュラルフレンチ
レストランメニューの中でも一番人気を誇るフォアグラの茶碗蒸しは、「葉山庵」の代名詞。ランチやディナーではワンランク上のコースでのみ味わえるメニューをウェディングでは皆さんに振る舞えます。
細かく刻んだトリュフとフォアグラを、ポルト酒がエッセンスとして加えられた茶碗蒸しの生地に混ぜてふっくらと。濃厚な味わいと香りが後を引く逸品です。
フレンチをベースにイタリアン・和の味わいも取り入れた新感覚フレンチです。年配の方をはじめ、幅広い層のゲストにお楽しみいただけます。(料理長 小島 祐一郎)
和モダン懐石
料亭からスタートした日本閣。現在のおもてなしのベースはフレンチですが、〆には料亭時代から受け継がれる「だし」でいただく鯛茶漬けが味わえ、日本閣の自慢の一品として幅広い層のゲストに喜ばれています。
日本閣の料理は、料亭時代からの秘伝の和食とフレンチが融合した「和モダン懐石」。季節ごとにメニューが変わり、旬の食材を丁寧に仕立てています。すべての料理をお箸で味わえるのもここならでは。
旬の食材を丁寧に仕立て、季節ごとに目にも美しいひと皿に。自社窯で職人が魂を込めて手作りする器も自慢です。(シェフ 小原 雄二)
このページをシェアする