基本を押さえて食事を美味しく、楽しく。
フランス料理のテーブルマナー/食事編

写真付きで詳しく解説! 前菜からデザートまでの食事の作法

結婚披露宴や食事会などのお呼ばれの席でもてなされることの多いフランス料理。
フランス料理をいただくときに、たくさんのフォークやナイフをどう使っていいか分からないと緊張される方もいらっしゃるのではないでしょうか。 なんとなく難しいイメージのあるテーブルマナー。今回は、フランス料理の前菜からデザートまで、それぞれの美しいいただき方・マナーについてご紹介します。

コース例 スカイホールウェディングメニュー グラース

1.オードブル(前菜)

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美しさを楽しむようにいっぺんに崩さないように左側から少しずつ

フランス語で前菜を意味するオードブルは、フルコースの一番最初にいただく料理を指します。前菜は「食欲を駆り立てる」という大きな役割があり、見た目がとても華やか。 その美しさを楽しむようにナイフやフォークを上手に使って味わいましょう。

また、「フランス料理はソースで食べる」という言葉があるほど、素材とソースを一緒に味わうことを大切にしています。 ソースの味は好みがあるので一度にたくさん絡めるのではなく、最初のひと口は少しつけて試して様子を見ながら調整を。

切る・挿す・盛るの順でひと口大に仕上げ、フォークを滑らせながらナイフでソースを塗るように

フォークを持って食材を押さえ、右にナイフを持って切る

フォークは鉛筆を持つように握ると見た目にも美しく、しっかりと素材を挿せます

ナイフでソースをきっちり仕上げる

フォークを滑らせてソースを塗り、ナイフできっちりと仕上げます

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食材を分離して食べるのは美しさの観点からNG!

前菜にかぎらず、フランス料理は左側から食べ進むのがマナーです。具材をいっぺんに混ぜたり、崩したりしないように注意しましょう。

ワンポイント

前菜にかぎらず、フランス料理は左側から食べ進むのがマナーです。具材をいっぺんに混ぜたり、崩したりしないように注意しましょう。

2.スープ

一回にすくう量はスプーンの3分の2を目安にしてスプーンの角を口に入れるイメージで

スープには温かいものと冷たいものがありますが、飲み方やマナーに変わりはありません。スープを飲む時に前かがみになりがちですが、マナーとして美しくないので、自分からスープに顔を近づけるのではなく、スプーンを口元に近づけることを意識しましょう。 「こぼしそうで不安」という方は、親指と人差し指でスプーンをしっかりと握ると安定して口元にスープを運ぶことができます。

平たいスープ皿と取っ手のあるスープカップで違ってくるテーブルマナー

片手でお皿を軽くおさえてスプーンは手前から向こう側へ

カプチーノ仕立ての場合はスプーンに泡の部分もすくって食感も楽しみましょう

スープの量が少なくなったら手前の皿を少し持ち上げる

左手で皿の手前を少し持ち上げてスープを向こう側に集めてスプーンですくいます

すくう量はスプーンの3分の2を目安にこぼさないように

スプーンの角度を水平に保つことと満杯にすくわないことがこぼさないコツです

取っ手付きのカップは持ち上げてもOK

取っ手付きのカップは直接口に付けていいもの、宙に浮かしていいものとされています。両手でしっかりと持って音を立てずに味わいましょう

ワンポイント

温かいスープは温かいうちに飲むのが基本ですが、フーフーと息を吹きかけて冷ますのはマナー違反です。ひと口の量を減らして少しずつ飲むようにしましょう。

3.バケット(パン)

身近な食べ物のパンこそ丁寧に食べることで品格アップ!美しく見えるパンの食べ方

自宅で食べるパンと違い、フォーマルな場でのパンの食べ方はテーブルを囲む人たちに上品な印象を与える食べ方のマナーがあります。

結婚披露宴でもてなされるパンにはさくさくとした食感のバケットと生地にバターを練り込んだバターロールの大きく分けて2種類がありますが、ここではバケットを例にパンのテーブルマナーをご紹介します。

パンの選び方・ちぎり方・バターの塗り方

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食べる分だけをオーダーしてパン皿に載せてもらう

手づかみでいくつものパンを取ってはいけません。スタッフの方にトング等で取り分けてもらいましょう

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パンはひと口大にちぎって片手で食べる

パンくずが飛びちらないようにお皿の上でひと口大にちぎります

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食べる分だけにバターを載せるのがマナー

パンを右手でちぎって左手に持ち替えたあと右手でバターを塗ります

ワンポイント

パンでソースをぬぐうのはマナー上はNGですが、「どうしてもソースと一緒に味わいたい」という方のために魚料理のコーナーできれいな食べ方をご紹介しています。

4.ポワソン(魚料理)

魚の身がぼろぼろにならないようにフォークでしっかりと固定させる

ポワソンは魚料理のことで、骨付きの魚料理のほかに今回例として紹介する切り身を使った料理、また伊勢海老のような殻のある料理の3種類があります。

料理の仕方によって使用するナイフも異なり、伊勢海老のような身が硬いものは刃のついたものを使います。今回のような切り身のやわらかな魚料理はフィッシュスプーン(ソーススプーン)を用います。

骨付きの魚料理の食べ方のマナーについてはワンポイントコラムでご紹介します。

フィッシュスプーンを使った魚料理の食べ方のマナーとパンにソースを絡めて食べる時の作法

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フィッシュスプーンを使って左側からひと口大にカット

左手にフォーク、右手にフィッシュスプーンを持ち、フィッシュスプーンでひと口大にカットします

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フォークの背に料理とソースを載せて食べる

フィッシュスプーンでソースをすくって味わうのもマナー違反ではありませんが、美しい作法としてはフォークを使って味わうのがベターです

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パンにソースを絡めて食べる時の美しい作法

マナーとしてはおすすめではありませんが、パンにソースをつけて食べる時は、ひと口大にパンをちぎったあと、お皿に載せてフォークとナイフを使ってソースに絡めていただくようにしましょう

ワンポイント

骨付きの魚料理はまずは上身を一口ずつカットしながら食べたあと、フォークで身の左側を押さえて、背骨に沿って身と骨を外して下身をいただきます。ひっくり返して食べるのはマナー違反です。

5.ソルベ(シャーベット)

なるべく金属音を立てないように片手を器に添えて食べる

ソルベはシャーベットのことで、メインディッシュに臨む前に口の中をさっぱりとリセットさせる役割を果たしています。 お口直しには、ソルベとグラニテがあり、ソルベはシャンパンやワインをベースにしたシャーベットで、グラニテは果汁ベースのシロップを凍らしたもの。 いずれも小さな器に盛られることが多く、氷菓のため、スプーンをさした時に滑って金属音が立たないように片手で器を押さえて味わうのがコツです。

取っ手のついた器とない器の手の添え方

取っ手の付いた器は取っ手を持っておさえる

取っ手のついた器は取っ手部分に手を添えて固定させると食べやすいです

取っ手のない器は下の部分に手を添える

器部分は水滴で手が濡れてしまうことあるので下の部分で押さえましょう

ワンポイント

ソルベを食べた後は下の受け皿にスプーンを置きます。手前上から一口分をすくって味わいましょう。

6.ヴィヤンド(肉料理)

お肉、付け合わせの野菜を交互に味わい、同時に食べ終えるのが美しい食べ方

結婚披露宴ではステーキでもてなすのがポピュラーですが、会場やコースによって骨付き肉やバーベキュースタイルから選べることもあります。

今回は骨付き肉の場合の食べ方をご紹介していますが、どの料理の場合も、お肉だけを集中的に食べずに付け合わせの野菜と交互にいただくことがポイントです。お肉で酸性になった口の中を野菜に含まれるアルカリ性で中和させる働きがあります。

お肉の焼き加減を選べる場合ですが、英語ではなく日本語でオーダーしても問題ありません。

どのお肉も左側からひと口大にカット
最初に全部をカットしてしまうのはNG

1

ナイフを手前から向こう側に切れ目を入れるように

ステーキは左手にフォークを持って押さえながら右手に持ったナイフでカットします

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骨付き肉は骨のふちに沿ってナイフを入れる

骨の部分が立ってる場合は横に寝かせてフォークで骨の部分を押さえてふちに沿ってナイフを入れるときれいに取れます。かぶりつくのはNGです

ワンポイント

グリーンピースなどの食べにくい料理が付け合わせの野菜で提供された場合は、フォークの背でつぶしてから味わうと食べやすいです。

7.デセール(デザート)

スプーンとフォークが提供された場合は
すくうデザートはスプーン、さすデザートはフォークで

デセールはデザートのことをいいます。食事が片づけられ、あらたにデザート用のシルバーが用意されますが、その際にスプーンとフォークが用意された場合、厳密なマナーはありませんので食べやすい方を選んで使いましょう。

ちなみにスプーンとフォークでは器をさわったときの音が異なり、フォークのほうが静か。飴細工で表面がコーディングされたデザートはスプーンの背でこんこんと割れ目を入れると食べやすくなります。

デザートはフォークを使って食べるとエレガント
締めくくりのコーヒーまで気を抜くことなく

スプーンをナイフ代わりに使ってひと口大に切り分ける

飴細工で表面がコーディングされたデザートは先にスプーンで割れ目を入れたあと、ナイフを持つように持ち変えてカットしていただきます

コーヒーは人差し指をカップの柄に通して持つ

コーヒーや紅茶は左手にソーサーを持ち、右手でカップを持ちます。カップの柄に人差し指を通すのが一般的です

ワンポイント

日本の作法でお茶をいただく際に左手を器の底にあてますが、コーヒーや紅茶のカップを持つときのマナーではないので要注意。

監修/浜松町東京會舘

料理長 斉藤 哲二さん

今回ご用意した料理は、「PENTHOUSETHE TOKYO by SKYHALL」のパーティ会場の中でも大人のおふたりならではのウェディングが叶う「グラース」という会場のためだけに考案したスペシャルメニューです。 世界的な名店や老舗で修業を重ねた東京會舘を代表する8人のシェフたちにより作り上げた自信作です。

監修/浜松町東京會舘

総キャプテン 佐野 知幸さん

万国共通のマナールールとして「プロトコール」というものがあります。 これは国を問わず席を共にした方々が気持ちよく食事をするために考えられたのので、今回のテーマになったテーブルマナーは、そのプロトコールをベースになっています。

「テーブルマナーって大変そう」と思われそうですが、一度身に着けてしまえば二度と忘れることがありません。マナーは、食事を楽しく、美味しくいただくための手段ですのでぜひ実践してみてください。

PENTHOUSETHE TOKYO by SKYHALL(ペントハウストウキョウ バイ スカイホール)

都会の絶景と美食でもてなすウェディング

浜松町駅直結の好アクセスで叶うのは、地上152mの絶景と、東京會舘の絶品料理でゲストをもてなすウェディング。

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